油(脂質)は悪者?病気を悪化させない脂質の摂り方
こんにちは、カナカナです。
アトピー・潰瘍性大腸炎になると脂質は摂らないように言われます。
しかし私の経験では、少し症状が良くなってきたら良い脂質を少しずつ摂ると改善が早かったので皆さんにもお伝えしたいと思います。
脂質には炎症を悪化させるもの・改善してくれるものがあります。
ほぼ毎日使うものなので、選択を間違えると病気の改善を知らず知らずに遅らせてしまうことになります。
そもそも脂質とは?
脂質は細胞膜の材料で脳神経細胞を含む体の細胞の重要な材料です。
女性ホルモン・ステロイドホルモンなどの材料でもあります。
私たちの体・脳に対して細胞レベルで影響を与えています。
不足すると
ホルモンバランス・神経の情報伝達などに影響を与えます。
悪玉コレステロールを増やす脂質
脂肪酸の種類
飽和脂肪酸➡肉・バター・乳製品など
①オメガ6(主にリノール酸)➡紅花油・コーン油・大豆油
③オメガ9(主にオレイン酸)➡オリーブオイル
トランス脂肪酸➡マーガリン・ショートニング・ケーキ・焼き菓子
脂質の中でもトランス脂肪酸・飽和脂肪酸は悪玉コレステロールを増やして血管・心臓の病気を引き起こします。
よく言われるコレステロール値が高いと良くないと言われているのはこのためで、善玉コレステロールは体と脳にとって重要な栄養素なのです。
特に人工的に作られたトランス脂肪酸は炎症を引き起こすので摂取は最小限にしたいですね。
炎症を起こさないためにはオメガ6・オメガ3のバランスが大事
不飽和脂肪酸にはオメガ6・オメガ3・オメガ9があります。
昔の食事ではオメガ6とオメガ3の比率は1:1でしたが、現在では20~25:1に変わってきています。
サラダ油の普及や食生活の変化によってオメガ6脂肪酸の摂取量が急激に増えています。
オメガ6(リノール酸)は炎症を引き起こすのに対して、オメガ3(αリノレン酸)は炎症を減少させます。
現代の食事をしているとオメガ6を摂りすぎてしまうので、オメガ3を積極的に摂るなどしてバランスを保つことが大事です。
アトピー・潰瘍性大腸炎にとって免疫機能を正常に保ち、体の炎症を鎮めることは病気の改善に必要不可欠です。
オメガ9(オレイン酸)は善玉コレステロールを減らさずに悪玉コレステロールだけを減らします。
酸化されにくい特徴があるので料理などに使用できます。
オレイン酸が主成分のオリーブオイルについてはこちらの記事にまとめました。
kanakana-toushitu.hatenablog.com
まとめ
トランス脂肪酸(マーガリン・ショートニング・焼き菓子・ケーキ) ⇒ 摂らない
飽和脂肪酸(肉・バター・乳製品) ⇒ 摂りすぎないように
不飽和脂肪酸オメガ6(紅花油・コーン油・大豆油) ⇒ 減らす
不飽和脂肪酸オメガ3(えごま油・DHA・EPA) ⇒ 頑張って摂る!
不飽和脂肪酸オメガ9(オリーブオイル) ⇒ 摂って大丈夫!
例えば私はこんな風に良い油を取り入れています。
- 料理にはオレイン酸たっぷりのオリーブオイルを使用
- 毎日オレイン酸たっぷりのアボカドにえごま油をかけて食べる
- 手作りお菓子には体に良い成分・抗菌作用のあるココナツオイルを使用(飽和脂肪酸なので1日大さじ1まで)
- 魚メインで肉はたまに
アボカドにレモン汁・えごま油・岩塩・少しの醤油で毎日良質の脂質をおいしく摂ることができます。
※症状が悪化している時は少しずつ様子をみながら取り入れていって下さい。
少しでも参考になればうれしいです。
アボカドオイルもオレイン酸がたっぷりで加熱に強いので毎日の料理におすすめです。
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