ココナッツオイルは危険?効能と使い方 ダイエットやアルツハイマーにも
こんにちは、カナカナです。
少し前まではココナッツオイルは体に良いからたくさん摂った方が良いと言われてスーパーなどにもたくさん置いていました。
しかし最近は飽和脂肪酸なので摂りすぎると心臓・血管障害などになるので危険だと言われています。
実際ココナッツオイルは何が体に良くて、どういった使い方をすれば効果的なのかを考えてみました。
ココナッツオイルの特徴
中鎖脂肪酸が豊富
中鎖脂肪酸は血液に吸収されず肝臓に直接吸収されエネルギーになるので体に脂肪として貯まらない。
他の脂肪も一緒に燃焼するのでダイエットに向いている。
中鎖脂肪酸のラウリン酸とカプリル酸に抗菌作用がある
ラウリン酸・カプリル酸には抗菌作用があり、腸内のカンジダを抑制してくれる。
腸内環境を改善して免疫機能を高める効果がある。
こうやって見てみるととても体に良い脂肪だと思いますが、よく調べてみると少し気になることが出てきました。
ココナッツオイルの中鎖脂肪酸の割合
45%程度がラウリン酸
うちのココナッツオイルの100g当たりの脂肪酸の割合です。
まず、中鎖脂肪酸の割合は約60%です。
その中でほぼ大半がラウリン酸です。
中鎖脂肪酸はカプロン酸・カプリル酸・カプリン酸・ラウリン酸があり、エネルギーになりやすい順はカプロン酸⇒カプリル酸⇒カプリン酸⇒ラウリン酸です。
ラウリン酸は長鎖脂肪酸に近い構造のため中鎖脂肪酸の中ではエネルギーになりにくい脂肪酸です。
中鎖脂肪酸の割合は100%ではない
先ほども書いたように、中鎖脂肪酸の割合は60%です。
ココナッツオイルの全てが中鎖脂肪酸であるなら優れていますが、ココナッツオイルを食べると魔法のように体に良いことばかり起こるとは思えません。
使い方
ココナッツオイルだけたくさん摂ったりせずに、加熱に強いので普通の油のように使用するのがよいと思います。
たまにお菓子などに使用すると、ココナッツの香りがしておいしいです。
普段の油はオリーブオイルがおすすめです。
kanakana-toushitu.hatenablog.com
カンジダ症で甘いものが止められない時には
が期待できるので、改善するまで利用するのはありだと思います。
ココナッツオイルの中鎖脂肪酸によって、ケトン体の血中濃度が上がります。
ブドウ糖に頼っていたエネルギーがケトン体に頼るようになると、血糖値が安定してインスリン抵抗性を改善することができます。
アルツハイマーでもココナッツオイルやMCTオイルを使用して、エネルギー代謝をブドウ糖からケトン体に変えることに成功してインスリン抵抗性を改善してアルツハイマーが良くなった例があります。
飽和脂肪酸なので長期的に摂り続けるのは健康によくないですが、使い方によってはアトピー・潰瘍性大腸炎改善にも一役かってくれそうですね。
おまけ
ココナッツオイルやMCTオイルは糖質と一緒に摂ると、糖のエネルギーが先に使われるのでケトン体のエネルギーが使用されずに終わってしまうのでパンにつけて食べたりはダイエットにも病気の改善にも意味がありません。
朝一でコーヒーに入れて食べたり、食間に摂って食欲の暴走をとめるような使い方がおすすめです。
私としてはダイエットにも血糖値改善にも中鎖脂肪酸100%のMCTオイルの方が向いていると思います。
加熱はできませんのでドレッシングなどで。
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コチラはアルツハイマーの本ですが効果的な中鎖脂肪酸の使い方や、炎症を起こさないような食生活などはアトピー・炎症性腸疾患にも通じるものだと思います。
アルツハイマーになる食生活と炎症性疾患になる食生活は一緒で、アトピー・潰瘍性大腸炎にならない食生活はアルツハイマーの予防にもなるんだなと思いました。
アルツハイマー病真実と終焉 “認知症1150万人”時代の革命的治療プログラム [ デール・ブレデセン ]
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少しでも参考になればうれしいです。